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GXフューチャー・リーグで今後製造業に求められる役割とは

レンテックインサイト編集部

測定器 Insight GXフューチャー・リーグで今後製造業に求められる役割とは

2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、経済産業省は2023年度からGXリーグを開始しました。GXリーグには、日本のCO2排出量の5割超を占める700社超の企業が参画し、排出削減目標の設定や自主的な排出量取引、GX市場の形成に向けた取り組みを進めてきました。

2026年4月には、これまでのGXリーグの機能を引き継ぎながら、GX製品・サービスの需要創出やサプライチェーンでの排出削減に取り組む枠組みとして、GXフューチャー・リーグが創設されました。

本記事では、GXフューチャー・リーグの概要や仕組み、製造業に期待される役割、入会企業のメリットと求められる対応について解説します。

GXフューチャー・リーグとは

GXフューチャー・リーグは、GXリーグの機能を引き継ぎ、2026年4月に創設された企業参加型の新たな枠組みです。GXフューチャー・コンソーシアムの一部として設けられ、GX推進機構が事務局を担います。

GXフューチャー・リーグでは、業種や排出量の多寡を問わず、GX需要創出、サプライチェーンでの排出削減、および円滑なGX資金供給の実現に向けて、意欲的に取り組む企業が連携します。具体的には、次のような取り組みが重視されます。

  • GX製品・サービスの需要創出
  • サプライチェーン全体での排出削減
  • GX資金供給やルール形成に向けた企業間・官民連携

従来のGXリーグで行われてきたルール形成活動も引き継がれ、テーマ別のワーキンググループを通じて、実証や情報発信などが行われます。

GXフューチャー・リーグの仕組み

GXフューチャー・リーグ会員企業は、テーマ別ワーキンググループへの参加や設置提案を通じて、GX需要創出や資金供給に向けたルール形成、実証、情報発信などに取り組みます。

入会時には2030年度の直接・間接排出量目標と、GX需要創出に係るコミットメントを提出する必要があります。入会後は、毎年度の直接・間接排出量実績と、コミットメントに対する取り組み状況を報告します。

GXフューチャー・リーグで今後製造業に求められる役割とは 挿し絵

GXフューチャー・リーグが製造業に求める役割

製造業にとって特に重要とされる役割として、次の二つが挙げられます。

一つ目は、GX製品・サービスの需要創出です。GXフューチャー・リーグでは、GX製品・サービスの積極的な調達や販売が、需要創出に係るコミットメント項目の一つに位置付けられています。

こうした製品は、従来品と機能面で大きな差が見えにくいため、脱炭素価値を適切に評価し、需要につなげる仕組みづくりが課題とされています。政府はGX需要創出に貢献する取り組みを後押しするため、調達時の評価基準の見直しや補助金制度の設計などを進めています。

二つ目は、サプライチェーン全体での排出削減に向けた支援です。GXフューチャー・リーグでは、サプライヤーとの協業に関するコミットメント項目として、GXに係るコスト負担の合意、人的・技術的支援、設備投資支援、CFPやScope3算定への対応などが示されています。

製造業では、自社工場の排出削減にとどまらず、取引先を含むサプライチェーン全体での脱炭素化にどのように関与するかが、今後より重要になります。

GXフューチャー・リーグの入会メリットと義務

GXフューチャー・リーグに入会するメリットとしては、GX需要創出に向けた企業間連携のプラットフォームを得られることが挙げられます。また、今後、GX関連予算の補助金や委託事業を活用する際には、GXフューチャー・リーグへの入会を要件とする方針が示されています。加えて、需要創出に貢献する取り組みを審査上の加点要素とすることも検討されています。

一方で、会員企業には報告義務があります。入会時には、2030年度の直接・間接排出量目標と、GX需要創出に係る二つ以上のコミットメントを提出します。入会後は、毎年度の直接・間接排出量実績と、コミットメントに対する取り組み状況の報告が求められます。

製造業の脱炭素を支援するGXフューチャー・リーグ

GXフューチャー・リーグは、GXリーグの機能を引き継ぎながら、GX需要創出とサプライチェーンでの排出削減に取り組む企業の枠組みです。

製造業には、GX製品・サービスの調達や販売、サプライヤーとの協業、サプライチェーンでの排出削減に向けた支援などが期待されます。今後は、自社の排出削減だけでなく、取引先や市場全体を含めたGXの推進にどのように関与するかが重要になります。

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