Windows 12の発売に関する具体的な情報は、まだ公式には発表されていません。しかし一部の海外メディアより、リリース時期やWindows 12に搭載される機能に関しての噂が流れています。本記事ではWindows 12のリリース時期や機能に関して、海外メディアによって報道された内容を中心に解説します。
台湾の業界紙およびイギリスの雑誌にて、2024年中にWindows 12が発売される可能性が示唆されています。また過去のWindows OSの発売サイクルは3年ごとであることが多いため、Windows 11の発売から3年後の2024年に発売されるという予想もあります。
台湾のコマーシャルタイムズ紙がリークした情報によると、Windows 12が2024年6月にリリースされるとのことです。この情報は、台湾の医療技術展示会における主要な業界関係者の発言が基になっていると考えられています。そして同紙は、新しいOSはAI機能を備えており、Windows 12の発売によってAI対応のラップトップやデバイスの波が始まるだろうと予測しています。
Windows 12の発売に関する噂はイギリスの月刊雑誌PC Gamerも報じています。パソコンゲームを専門とする同雑誌によると、2024年下半期にWindows 12がリリースされる可能性が高いとのことです。PC向けCPUメーカーのIntelと金融事業を営むシティグループとの会談において、2024年にWindowsのリフレッシュ版が登場するというコメントがありました。PC Gamerによると、Windows OSの通常のアップデートがリフレッシュと呼ばれることはなく、本件はWindows 12の発売を示唆していると指摘しています。
過去のWindows OSの発売タイミングを見ると、一定のパターンがあることに気づきます。Vistaが2006年、7が2009年、8が2012年、10が2015年、11が2021年に発売しており、新OSは過去のバージョンから3年後に発売されることが多い傾向です。
なお、Windows 10は当初Windowsの最後のOSになると言われていましたが、結果的に10の発売から6年空けて新OSのWindows 11が発売されました。今後もWindowsの新OSが発売される可能性は十分高く、発売時期が元の3年ごとのサイクルに戻るとすると、2024年中にWindows 12が発売される可能性が高いと予想されています。
先述したとおり、台湾のコマーシャルタイムズ紙によるリーク記事ではWindows 12がAI機能を搭載する可能性について言及しています。Windows 12のリリースによってAIを搭載したPCやデバイスが広まれば、ビジネスの在り方を大きく変えるきっかけになるかもしれません。
AI機能に関する噂はほかにもあります。Intelは2023年に新CPUのMeteor Lakeを、2024年には後継機となるArrow Lakeを出荷する予定です。いずれのCPUにもAI機能に特化したチップであるNPUが搭載されていますが、これらはWindows 12への対応を見込んでいるという予想をする人もいます。また、MicrosortはWindows 11のタスクバーにAI搭載版Bingを統合していることからも、AI機能の搭載を検討している兆候が見られます。
業界紙やゲーム雑誌の報道によると、Microsoftが2024年中にWindows 12を発売すると予想されています。過去のWindowsのリリース間隔を照らし合わせても、その発売の可能性は有力といえるのではないでしょうか。またWindows 12にAI機能が搭載されるという噂についても、近年の生成AIブームを考えると信憑性は高いでしょう。
ただし、Windows 12のリリース時期や主な機能についてMicrosoftから正式な発表はされておらず、あくまでも噂レベルの話であることに注意してください。正しい情報はMicrosoftの発表を待つしかありませんが、近々PCの買い替えなどを検討している方は今後のMicrosoftの動向に注目するとよいでしょう。