ホームITあらゆる信号に対応可能なユニバーサルビデオプラットフォーム「LS-8500」─発想の源泉と広がる可能性─

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あらゆる信号に対応可能なユニバーサルビデオプラットフォーム「LS-8500」─発想の源泉と広がる可能性─

レンテックインサイト編集部

IT Insight あらゆる信号に対応可能なユニバーサルビデオプラットフォーム「LS-8500」─発想の源泉と広がる可能性─

世界初のプログラマブルビデオ信号発生器開発企業として、映像・音声関連の計測・解析業界をリードするアストロデザイン株式会社。ありとあらゆる信号に対応可能な最新ハイスペック計測器として同社が開発したのが、ユニバーサルビデオプラットフォーム「LS-8500」です。

HDMI2.1aの信号出力やVRR/FVA/ALLMなど、映像、ゲーム、車載ディスプレイといった分野で今求められる機能を丸ごと備えた同デバイス。唯一無二な次世代製品を生み出すに至った経緯やさらに広がる活用のビジョン、映像・音声関連で最近盛り上がりが見られる市場について、アストロデザイン株式会社、営業一部の京都オフィスセールス岩木 研太氏、同営業一部の河野祥子氏に伺いました。

「新たな風を吹かせ、お客さまの要望に応える」発想がLS-8500を生んだ

「そもそもどのような経緯でLS-8500の開発に至ったのでしょうか」

その答えとして岩木氏は、ブラウン管が主だった時代から現在に至るまでの映像業界の歴史から語ります。各メーカー独自の規格があふれていた時代にアストロデザイン社は世界初のプログラマブルビデオ信号発生器を開発。映像信号や解像度の規格化が進展し、ある程度整理された現在の状況が訪れました。

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しかし、メーカーの技術やビジョンは規格に先行します。16K、ウルトラワイドディスプレイ、EV時代の車載ディスプレイなど勃興する新技術。それらを含むありとあらゆる試みに対応可能な次世代ビデオ信号発生器として「LS-8500」は生み出されました。

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その根底には、これまでアストロデザイン社が培った技術を引き継ぎながら「新たな風を吹かせ、お客さまの要望に応える」発想があると岩木氏。若いチームが力を結集して同計測器の開発に至ったといいます。

コンシューマー向けゲーム機市場では突出しているものの、映像産業の技術進展においてトップランナーとは言いがたい日本。そこで世界の潮流に対しアンテナを張り、未来を描くことのできる存在として若手に期待をかける気風がアストロデザイン社にはありました。

「LS-8500」は“将来、規格外のものも含めたメーカーのありとあらゆる要求に応えるにあたっての基礎”と岩木氏。1977年の創業以来、ハイエンドニッチ(High end niche)を企業理念に、デジタル信号発生器「VGシリーズ」やMTF(Modulation Transfer Function)測定装置など、特定の目的に特化した計測解析ソリューションを生みだしてきたアストロデザイン社。

特化型のソリューションとしてノウハウを凝縮した現行シリーズとは別の価値を提供する新機軸として打ち出されたのが、ユニバーサルビデオプラットフォーム「LS-8500」です。

さらに、2000年代初めから研究開発に取り組んでいた8K関連技術と、高速デジタル信号処理技術のノウハウをかけ合わせられる点も、アストロデザイン社の強みです。「いままで誰も考えてこなかった」と言われるような製品開発の可能性を、お客さまと対話しながら探っていくこともできる、と河野氏。

“これまでなかった”を実現する開発の可能性は開かれています。

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HDMI2.1・VRR/FVA/ALLMへの対応から、さらにLS-8500の可能性は広がる

信号源としてGX-173を組み込んだ、現行の「LS-8500」の特長として挙げられるのが、HDMI2.1a・VRR/FVA/ALLMへの対応です。「どのお客さまに伺ってもVRRを求める声は多い」(河野氏)。

PC・ゲーム機からの映像フレーム送出レートとPCディスプレイ・テレビのディスプレイ・リフレッシュレートを可変的(variable)に変更し、画面のカクつき(スタッタリング)や上下のズレ(ティアリング)を防止するVRR(可変リフレッシュレート)。ゲーム、放送など分野を問わず各所で対応が進んでおり、HDMIを通し映像・音声を出力するにあたって欠かせない機能となりつつあります。

また、例えば4Kの144Hz、240Hzなど現在主流でない映像フォーマットに対応できるのもユニバーサルビデオプラットフォームたる「LS-8500」の利点。

従来の規格にない周波数の信号を自由に試す、カメラと接続し、信号を出力しつつ映像検査を同時に行う、22.2chやDolby Atmos®、立体音響といった音声技術の官能検査を代替する……、LS-8500の対応範囲は無限に広がります。「ユーザーさまがご希望される機能についてぜひご相談ください」(岩木氏)

これまでVGシリーズや8Kカメラ、8Kモニターなどで同社が培ってきたあらゆるノウハウを詰め込めるのもLS-8500の強みの一つ。現状でもVRRなど信号発生器としての機能面では圧倒的な支持を得ているとのことですが、その真価はこれからさらに発揮されるようです。

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盛り上がりを見せる車載ディスプレイとコスト・UI面のメリット

LS-8500の活用が見込まれる業界・ジャンルとして岩木氏はモニター、プロジェクター、車載ディスプレイ、液晶フィルター、大学、半導体、メタバース、スマートフォンなど多種多様な選択肢を掲げます。

「TVは当然、最近増えているのは車載です」(岩木氏)。100年に1度の変革期と言われる現在の自動車業界。新興市場としての電気自動車(EV)の拡大は、車載ディスプレイの進化を呼び、今では8Kディスプレイ、サイドミラーの映像化、タコメーターをフロントガラスに表示するなど、“その企業にしかできない”技術の発表会ともいうべき状況が訪れているといいます。

その結果、ディスプレイとナビ、カメラなど車載機器同士のつながりやその評価の重要性も高まります。そこでLS-8500のような次世代計測器の活躍の場も広がっているのです。

「LS-8500に機能を集約することでコストメリットがあるのでは?」

この質問に岩木氏は同意します。これまでのハード製品では、「1の機能が欲しいがために10の機能が備わった製品を買う」といったケースが散見されました。LS-8500は、自分たちが必要な機能を必要なだけカスタマイズできるため、過剰なコストを抑制することにつながります。

また、ボタンでなくタッチパネルで直感的に操作できるという製品特長もメリットの一つです。「誰でも気軽に触れるよう、より使いやすいように意識しています」(河野氏)。

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“やりたいことがあるが叶える手段が世の中にない”に応える製品づくり

新たなフォーマット、唯一無二の新技術など、やりたいことはあるが叶える手段が世の中にない。あるいは、賛同してもらえない。

このような悩みを抱えるものづくり企業の方々は少なくないのではないでしょうか。それに対し、「『我々にだったらできるぞ、何でも言ってくれ』というくらいの気持ちで応えられる製品づくりを行っていきたい」と、岩木氏。

その思想が反映されたアストロデザイン社の次世代製品「LS-8500」は、ユニバーサルビデオプラットフォームとして、貴社のあらゆる要望に応える可能性を秘めています。

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