カーボンニュートラルの動きが世界中で活発化する中、太陽電池の市場も拡大しています。その太陽電池セルには p 型と n 型があり、n 型セルを用いた太陽電池モジュールを n 型太陽電池モジュールと呼びます。一般的な太陽電池モジュールは p 型セルが用いられますが、設置後に太陽光を受け始めてしばらくの間、出力が少し低下する LID（光誘起劣化）や LeTID（高温光誘起劣化）と呼ばれる現象が生じます。Ga（ガリウム）ドープのシリコン（Si）ウエハーを使用することで、p 型特有の LID の問題が解決できたため、ｐ型セルの活用が増えていきました。そして変換効率についても量産用の大面積セルでも変換効率が 23％を超えるなど、以前と比べると良化してきました。しかし、ｐ型セルの変換効率も上限が近づいており、これ以上の大幅な性能向上は難しいと言われています。
今回、オリックス・レンテックは次世代太陽電池としてn型技術に脚光についてご紹介します。

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