半導体不足を受けて、世界的に半導体工場投資が加熱しています。
その中でも中国は、政府が2035年に「科学技術強国」になることを目指し、半導体を戦略的な国家重大科学技術プロジェクトの一つに位置づけており、 現在、半導体の新工場計画が2桁規模で進行しています。
半導体業界団体のSEMIによると、2020年における半導体製造装置の販売において、中国が初めて新品の半導体製造装置で最大市場となりました。
具体的には世界の半導体製造装置販売額が前年比19％増の712億ドルとなる中、中国市場での販売額は同39％増の187億ドルに達しました。
そんな積極的な投資が行われている中国の半導体市場ですが、その中身を見ると、半導体の国産化へアクセルを踏む動きと、 米国制裁によるブレーキが混在しており、投機欲が見え隠れする盲目的な投資プロジェクトが破綻するなど、ビジネスリスクも表面化しています。 　

今回はオリックス・レンテックは中国半導体市場についてご紹介します。

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